石巻リボーンアートフェスティバルで思うこと

数年前、石巻専修大学に勤務している拳士から石巻リボーンフェスティバルのチケットをいただいたことがありました。せっかくいただいたのに、その年は忙しくてどうしても行けず、ずっと行きたいと思っていましたが、ようやく今年は念願かなって行くことができました。震災直後に仕事関係の支援で石巻に行った時の忘れられない思いが蘇ってきます。災害や戦争という危機の時に、行動する団体である私達少林寺拳法は、何かをしなければならないはずですが、ウクライナでの戦争に対して何もできていないともどかしく感じます。このリボーンアートフェスティバルのテーマは「利他と流動性」です。我々の思想と通じるものがあります。どんな出来事も全て「因」と「縁」によって繋がり、関わり合って変化し続けるのであれば、一人一人の小さな思いも世の中を変えていくことができると信じ、せめて、法話の中で戦争の話をして、ウクライナの現実を忘れないことを心がけ、平和の大切さを伝え続けるようにしたいと思います。(鈴木直子 記)

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