恥ずかしながら、自分が主将になったきかっけは現在もよく分かっておりません。
先輩方、先生方にご指名して頂いたことがきっかけです。
中学の部活で主将を務めていたことがありますが、その頃と大学では、主将という役割の意識が大きく違いました。
大学で主将を指名して頂いた時は、自分にこの役が務まるのか不安な気持ちしかありませんでした。これまで主将や幹部を務めて下さった先輩方の偉大さを強く実感しております。
未熟な所が多い私ですが、現在まで何とか主将を務めることが出来ているのは、監督や部員など周りの方々の支えのおかげです。
大変なこともありますが、本当に良い経験をさせて頂いております。
指導で意識していることは、「理屈から教える」ということです。
私自身、技を理屈から学ぶということが非常に苦手です。
ニュアンスで捉えて習得した気になることが多々あります。
しかし、理屈から学ばないと、何故このような攻め、守りをするのか。
どうやったら相手に痛みを与えることができるか。
などの「なんとなく」ではどうにもならないことが多く発生していきます。
指導する身も、何故こうなるのかと考えながら指導することで、指導力も身に付き、自分で考え抜いたことはその後なかなか忘れることもないと思っています。
宮城学院女子大学では、部員の殆どが未経験者です。
未経験の人には、まず少林寺拳法の楽しさを感じてもらうのが、大事だと思っています。
そこで、目指しているクラブ像は「楽しみながら学んでいく」というものです。
その為、基本やアップには、忠実にということを前提とした、学年関係なく全員が楽しめるような内容を含むようにしています。
少人数のクラブなので、自然と距離が近く、楽しい雰囲気になりやすいと思うので、今後もこれを継続していけるように頑張っていきます。
宮城学院女子大学では、少人数での活動になります。
その分部員全員がお互いに教えあっていく必要があります。
その為、技の理解を深めていかなければ成りません。
その影響もあってか、近い距離(感染対策は前提として)で和気あいあいとしているのが特徴です。
オンとオフをきっちりと分けて、オンの時はしっかりと練習に取り組み、オフの時は部員や先生を交えて、コミュニケーションもよく取られている楽しい場です。
また、この頃はコロナ禍の影響で制限していた気合も徐々に出し始めているので、厳格とした雰囲気も出てきているのではないかと思います。
始める前は少林寺拳法とは、ただ技を修得して戦うための力を身につける武道だと思っていました。
しかし、実際に練習に参加してみると技を学ぶだけでなく、学科学習や作務、鎮魂行などの自己の精神を見つめ直し、少林寺拳法に対する心構えを学ぶための修練も大切なものなのだと知ることができました。
まだ始めてから日は浅いですが、少林寺拳法の修練を通して身体と共に精神も鍛えることができ、人間としての成長を感じることができています。
また、先生や先輩方が親身になって教えてくださるため、今まで全く武道経験がなくても楽しく練習に参加でき、初心者でも取り組みやすいと感じています。